ニュー911内覧会、報告 噂と異なる事実も発覚
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:島下泰久、ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:島下泰久、ポルシェジャパン
先日、遂に概要が明らかになり、9月12日より開催されるフランクフルトモーターショーでワールドプレミアが行なわれることも発表された新型ポルシェ911。実はそのスニークプレビュー(内覧会)が、ポルシェミュージアムにて行なわれた。
今回、筆者は光栄にもここに臨席でき、また得られた情報について公開してもいいというお墨付きをいただくことができた。誰もがきっと気になっているであろう新型911、タイプ991に関する追加情報を速報でお伝えしたいと思う。あらかじめて記しておくと、実は事前に出回っている情報とは異なる事実も沢山出てきたのだ。
真っ先に伝えたいのがボディサイズの話だ。発表されたカレラ/カレラSのディメンションは全長4491mm×全幅1808mm×全高1303mm、ホイールベース2450mmである。事前の情報では全幅を1870mmとしたものもあるが、それは間違い。予想に反して全幅は現行のタイプ997とまったく変わっていないのだ。
見た目には、ずいぶん幅広くなったように見えるのも事実。筆者も先月、シュトゥットガルト近郊で擬装したテスト車にすれ違った時には大きくなったと感じていたが、真相は、デザインによってワイド感が強調されていたということのようである。
プロポーションの違いは、具体的にはこんな感じだ。まず最大20インチにホイールサイズを拡大し、ホイールベースを100mm延長(前後オーバーハングは短縮)。ルーフは7mm下がり、フロントウインドウがやや前方に移動している。そしてフロントのトレッドが拡大され、丸形のヘッドランプがやや外側に据え付けられた。この中でも特に低いルーフ、ワイドなフロントトレッド(リアフェンダーよりは張り出していないので全幅は不変)、そしてヘッドランプやバンパーのデザインの変更が、ワイド感を演出しているというわけだ。
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